犬のしつけは必要?何才までにしなければいけないのか
みなさんこんにちは。
WANKOショップのカノンです。
犬のしつけは一般的に必要ですが、みなさんは愛犬のしつけについてどう考えていますか?しつけは必要と言われていますが、実際にワンちゃんにとってしつけは必要なのでしょうか。
今回は犬のしつけについてご紹介していきます。
犬にしつけは必要?
いきなりですが、犬のしつけが必要かについて結論から言うと絶対に必要ではありません。飼い主さんが愛犬を見て問題があると思わない限りしつけは必要ありません。
ですが、愛犬にきちんとしつけができていなければ無駄吠えや噛みつき、物を壊すなどの様々な問題行動を起こしてしまいます。犬の噛む力は強く小型犬でも子供の指を噛みちぎることができる力があり、もしも自分の愛犬が他人やわんちゃんに噛みついてしまった場合、多額の損害賠償や最悪は殺処分されてしまうことがあります。愛犬と共に幸せに暮らすためにはわんこだけでなく飼い主さんも一緒にマナーを守る気持ちがなければペットは問題犬と呼ばれ人間社会で暮らすことが困難になってしまう為、大切な愛犬の命を守るためにもしつけはきちんとしましょう。
しつけを始めるタイミングについて
しつけはわんこが家に来たその日から始めるのが理想です。特に、生後8週から16週頃までの「社会化期」と呼ばれる時期は非常に重要です。この期間中にわんこは、周囲の環境や他のわんちゃん、人間との関わり方を学びます。適切な社会化を行うことで、将来、恐怖心や攻撃性といった問題行動が起こりにくくなります。社会化期には、犬をさまざまな状況に慣れさせることが重要です。例えば、他の犬や人と触れ合う機会を設けたり、車や自転車、掃除機の音に慣れさせたりすることで、犬は新しい体験を柔軟に受け入れるようになります。このような経験が豊富な犬は、成長後も落ち着いて物事に対応できるようになります。
「うちの愛犬はもう成犬だから手遅れかも」と思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。たとえ成犬であっても、正しい方法でしつけを行えば、新しい行動やルールを学ぶことは十分可能です。もちろん、子犬に比べると時間がかかる場合もありますが、一貫性を持って取り組むことで、成犬でもしっかりとしつけを学ぶことができます。
・子犬のしつけ:最初に教えるべき基本
子犬のしつけは、その後の犬との関係を大きく左右します。最初に教えるべき基本的なコマンドには次のようなものがあります。
1.「おすわり」
おすわりは、最も基本的しつけです。食事の前やお散歩の準備の際など、ワンコを落ち着かせたい時に有効です。おやつを使って犬の頭上に手をかざし、おやつを見せることで自然にお尻を地面に下ろす動作を促します。お尻が地面に着いた瞬間に「おすわり」と声をかけ、しっかり褒めてあげましょう。
2.「まて」
「まて」は犬に落ち着いて待つことを教えます。これにより、無駄な動きや飛びつきなどを防ぐことができます。「おすわり」を教えた後に、この「まて」を組み合わせると効果的です。最初は短い時間から始め、徐々に待つ時間を延ばしていくことで、犬は自制心を養います。
3.「おいで」
わんちゃんが自由に歩き回っている時に、呼び戻すためのしつけです。これを教えることで、外出先での危険な状況を避けることができ、また家の中での移動もスムーズになります。おやつやおもちゃを使いながら、楽しい経験と結びつけることで、犬は「おいで」の言葉に喜んで実行するようになります。
4.トイレトレーニング
トイレのしつけは早い段階で行うことが重要です。犬は同じ場所で排泄をする習慣を持っているため、特定の場所で排泄することを覚えさせます。失敗してしまった時は、叱るのではなく、成功した時にたくさん褒め、ポジティブな強化を行いましょう。
・成犬のしつけ
成犬のしつけは子犬よりも少し手間がかかることがあるかもしれませんが、焦らずコツコツと忍耐強く続けることが大切です。成犬は既にある程度の習慣や行動パターンを持っているため、新しいルールを学ぶには時間が必要です。良い行動をしたときは褒めたり、おやつを与えてあげることで、成犬でもしつけが成功しやすくなります。一度に多くのことを教えようとするのではなく、少しずつ新しい行動を教え、成功したらたくさん褒めてあげましょう。犬にとっては、飼い主の喜びが大きなモチベーションとなりますので、ポジティブな環境を作り続けることが大切です。
また、成犬のしつけでは、犬の過去の経験が影響を与えることもあるため、特に保護犬などのわんちゃんには、その子がどのような環境で育ってきたかを考慮する必要があります。怖がりなわんこや攻撃的な行動をとる犬の場合、プロのドッグトレーナーに一度相談してみることも方法の1つです。
しつけの成功のためのポイント
しつけを成功させるためには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。
1. 一貫性:しつけのルールを一貫して使うことで、犬は何を求められているかを理解しやすくなります。家族全員で同じルールを守ることが大切です。
2. ポジティブな強化:わんちゃんが望ましい行動をした際には、すぐに褒めてあげることが重要です。褒めることで、その行動が良いことだと認識させ、同じ行動を繰り返すように促します。
3.短時間:しつけのトレーニングの時間は短く、楽しいものにすることがポイントです。犬は集中力が短いため、短時間で集中してトレーニングを行い、成功体験を増やしていきましょう。
しつけを続けるための心構え
しつけは一度覚えたら終わりではなく、犬の生涯にわたって続けていく必要があります。特に、成長過程で新しい問題が発生した場合には、その都度対応する柔軟性が必要です。犬の行動や環境の変化に合わせて、しつけの方法も調整していきましょう。しつけは犬と飼い主さんにとって楽しいことであるべきなのでゲーム感覚で楽しみながら取り組むことで、わんちゃんも積極的に新しいことを学ぼうとします。しつけを楽しむことで、犬との絆がより深まり、幸せな生活を送ることができるでしょう。
今回は犬のしつけについてご紹介しました。犬のしつけは、わんこと飼い主さんにとって豊かな生活を送るため、愛犬を守るために欠かせないことです。しつけを始めるタイミングは早ければ早いほど効果的ですが、成犬でも決して遅すぎることはありませんので焦らずコツコツ一貫性を持って続けることで、わんちゃんは新しい行動やルールを学び、飼い主さんとの信頼関係が深まります。もしも自分でのしつけに不安を感じる場合は、プロのトレーナーに相談してみて下さい。これからわんちゃんを迎える方や、既に愛犬と一緒に生活している方も、しつけの重要性を再認識し、愛犬と共に幸せな生活を送ってくださいね。
暑い日が続きますがお身体には気をつけください。
それではみなさん良いワンコライフを♪