犬の毛玉の原因とは?予防、対処法についてもご紹介!
みなさんこんにちは。
WANKOショップのカノンです。
愛犬のブラッシングしているのに、いつの間にかできてしまった毛玉に困ったことはありませんか?
犬の毛玉は単に見た目に影響を与えるだけでなく、犬にとっては不快感や痛みを引き起こし、最悪の場合、皮膚の問題や感染症に繋がることもあります。今回は、毛玉ができる原因から予防策、そして万が一毛玉ができてしまったときの対処法までご紹介します。
毛玉ができる原因とは?
犬の毛玉は、様々な原因が組み合わさって発生しますが、その主な原因には以下のようなものがあります。
1. 抜け毛が絡まる
犬は換毛期に大量の抜け毛が発生します。この抜け毛が体に残ったまま、新しい毛と絡まり合うことで、毛玉ができやすくなります。特に、シーズーやプードル、コッカースパニエルなど、毛の質が柔らかく長い犬種では、抜け毛が毛玉になりやすい傾向があります。
2. 汚れや湿気
犬が外で遊ぶと、草や砂、泥などが被毛に付着し、それが毛と絡まることで毛玉を形成します。また、湿気や水分も毛玉の発生を促進します。雨の日や水遊びの後は、被毛が湿った状態で放置されると毛が固まりやすく、毛玉が発生しやすくなります。
3. ブラッシングやケアの不足
特に長毛種の犬は、定期的なブラッシングが欠かせません。被毛を適切にケアしないと、毛が絡まりやすくなり、徐々に毛玉が形成されます。忙しい日常の中でブラッシングの時間が取れないこともありますが、放置すると毛玉がどんどん大きくなるので注意が必要です。
4. 飼い主の不適切なケア
犬を頻繁にシャンプーすることは、清潔さを保つ上で重要ですが、シャンプー後の乾燥が不十分だと、被毛が絡まる原因になります。特に乾かす際にドライヤーを使わず、自然乾燥させると、毛が固まってしまうことがあります。シャンプー後はドライヤーを使用しブラッシングをしながら乾かすようにして下さい。
毛玉を予防する方法
毛玉を防ぐためには、日々のケアが重要です。以下に効果的な予防策をご紹介します。
1. 定期的なブラッシング
毛玉を防ぐ最も簡単で効果的な方法は、定期的なブラッシングです。犬種や毛のタイプに合わせて、適切なブラシを選びましょう。長毛種やダブルコートの犬には、ピンブラシやスリッカーブラシが効果的です。ブラッシングを行うことで、抜け毛や汚れが溜まるのを防ぎ、毛玉が形成される前に解消できます。
- 短毛種:毎週1~2回程度のブラッシングで十分です。
- 中毛・長毛種:毎日、もしくは2日に1回程度のブラッシングを推奨します。
- 換毛期:抜け毛が増える時期には、さらに頻繁にブラッシングを行いましょう。
2. 定期的なトリミング
特に長毛種や被毛が厚い犬種は、定期的なトリミングが重要です。トリミングを行うことで、毛の長さを適切に保ち、毛玉の発生を抑えることができます。毛が絡まりやすい場所(耳の後ろ、脇の下、足の付け根など)は特に注意してケアする必要があります。
3. シャンプー後のしっかりとした乾燥
シャンプー後は、被毛を完全に乾かすことが大切です。特に長毛種は、乾かす際にドライヤーを使い、根元からしっかり乾かすようにしましょう。毛が湿った状態で放置されると、すぐに絡まりやすくなります。
4. 保湿ケア
犬用の保湿スプレーやコンディショナーを使用して、被毛をしっとりと保つことも毛玉予防に役立ちます。乾燥した毛は絡まりやすくなるため、適度な保湿を心がけましょう。
5. 洋服やアクセサリーの使用に注意
愛犬に洋服や首輪、ハーネスを使用する場合、その部分が毛玉の原因になることがあります。特に、服が被毛に擦れて毛が絡まりやすいので、使用する際はこまめに取り外し、被毛の状態を確認するようにしましょう。
毛玉ができてしまった場合の対処法
どれだけケアをしていても、時には毛玉ができてしまうことがあります。その場合、次の方法で対処しましょう。
1. 毛玉ほぐし専用の道具を使う
毛玉が小さいうちであれば、専用の毛玉取り用コームやスリッカーブラシを使って、優しくほぐすことができます。無理に引っ張ると犬が痛みを感じるので、毛玉のある根元をしっかり握り丁寧にほぐしていきましょう。
2. 毛玉カッターやハサミを使用
大きくなってしまった毛玉や、コームでは解消できない毛玉には、毛玉カッターやハサミを使う方法があります。特に、犬の皮膚に近い部分の毛玉は、注意が必要です。無理にカットしようとすると皮膚を傷つける可能性があるため、慎重に行いましょう。
3. プロのトリマーに依頼
もし自分で解消できないほど毛玉がひどい場合は、プロのトリマーに依頼することを検討しましょう。トリマーは、専門の道具と技術を持っており、犬に負担をかけずに毛玉を解消してくれます。また、毛玉ができやすい犬種は、定期的なプロのケアを取り入れると安心です。
毛玉がもたらす健康リスク
毛玉は見た目だけの問題に思われがちですが、実は犬の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。毛玉は犬の皮膚に近い部分にできることが多く、長期間放置されると、皮膚に強い負担をかけます。毛玉ができると、その部分の被毛が皮膚を引っ張り、慢性的な痛みや血流が悪くなり、この状態が続くと皮膚が炎症を起こしやすくなり皮膚疾患を引き起こすことがあります。
また、毛玉の下には湿気がこもりやすく皮膚が蒸れた状態が続きます。その状態が続くとノミやダニ、さらにはシラミなどの寄生虫にとっては理想的な生息場所となり、毛玉が皮膚に密着している部分では寄生虫が見つけることができずに感染が進行してしまうことが多く、わんこは激しいかゆみや皮膚の炎症に苦しむことになり、これがさらなる皮膚疾患や感染症の原因になります。犬の毛玉は、見た目の問題を超えて、皮膚トラブルや痛み、ストレス、さらには深刻な健康問題を引き起こす可能性があり、毛玉が犬に与える不快感や痛みは犬の精神的にも大きな影響を及ぼし、毛玉がある部分を触ろうとするだけで吠えたり噛みつこうとしてしまうこともあるので、毛玉ができてしまった場合には早めに対処するようにしましょう。
今回は犬の毛玉の原因、予防、対処法についてご紹介しました。毛玉は犬にとって快適な生活を妨げる要因になり得ますが、日々のケアや予防策を行うことで、そのリスクを大幅に減らすことができます。特にブラッシングやトリミング、適切なシャンプー後の乾燥など、基本的なケアをしっかり行うことが大切です。もし毛玉ができてしまったら、焦らずに対処し、場合によってはプロのトリマーに頼ることも考えてみましょう。
最近夜が冷え込んできたので風邪をひかないように気をつけて下さいね。
それではみなさん良いワンコライフを♪